ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ(平成元年生まれ)。読書ブログを目指している雑記ブログ。息子ハルタとじゃれ合うことが趣味。

一歳の息子の熱性けいれんに慌てた話

1 金曜日の午前中、「ハルタの熱が下がらない。病院に連れていきたいから、早めに帰ってきて」と妻から連絡があった。その前日の夜から一歳の息子は38度以上の熱を出していた。 僕は職場を定時に出た。積みあがった仕事は土日に処理すればいい。僕はもう…

妻と「みくに龍翔館」に行った話

1 福井県坂井市三国町にある妻の実家に来て2日目。 三国の歴史や文化のお勉強がしたくなり、義母らに息子を預け、妻と二人で地元の博物館、「みくに龍翔館」を訪れた。三国駅から歩いて10分くらいのところにある。 この異彩なデザインの建物が「みくに龍…

福井でカニをたらふく食べた話

1 昔から旅行のときには必ず本を携えることにしている。大抵移動中に読むのであるが、旅情と相まって、その読書体験は記憶に残りやすい。 先日の福井旅行に持って行ったのは、『存在の耐えられない軽さ』(ミラン・クンデラ)である。 存在の耐えられない軽…

『菜の花の沖』(司馬遼太郎)の話

1 菜の花の沖 全6巻 完結セット(文春文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/12/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 江戸後期、淡路島の貧しい家に生まれた高田屋嘉兵衛は、悲惨な境遇から海の男として身を起こし、つい…

『悪霊』(ドストエフスキー)の話

1 モスクワに行けば、腹もすくわ 2 悪霊〈上〉 (岩波文庫) 作者: ドストエーフスキイ,米川正夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1989/03/16 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る この作品においてドストエーフスキイは人間…

アフター5のGUと『平成くん、さようなら』の話

1 僕にとって30回目の冬が到来した。 週末、妻の実家がある福井に行くことになったのだが、福井は関東に比べ、もうかなり寒いらしい。暖かい格好をしていかないと。 クローゼットを開けると、防寒着は4年前くらいにイオンで購入したコート1着しかない。…

『少年の日の思い出』の話ーなぜ「ぼく」は自分のチョウを押し潰してしまったのか?

今週のお題「読書の秋」 1 昆虫採集が趣味であったヘルマン=ヘッセ(1877-1962年)は、「チョウ」に関する詩をいくつか残している。例えば、「青いチョウチョウ」という題の以下の詩。 ヘッセ詩集 (新潮文庫) 作者: ヘッセ,高橋健二 出版社/メー…

トイレで『ソクラテスの弁明』

1 朝6時、トイレに閉じ込められた。 最近、うちのトイレの内側のドアノブが壊れ、外れている。 こんな感じ。 トイレから出るときはトイレ内に置いてあるドアノブをドアにはめ、ガチャリと回すと出られる。この朝、用を足したあと、トイレ内にあるはずのド…

『アマデウス』、ウイスキー、ピアノの思い出

11月3日 夜、『アマデウス』のDVDを見た。 アマデウス(字幕版) 発売日: 2016/10/31 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 凍てつくウィーンの街で自殺を図り精神病院に運ばれた老人。彼は自らをアントニオ・サリエリと呼び、皇帝ヨゼフ二世…

アンパンマンとの蜜月時代

1 地元で催されたアンパンマンショーにお出かけした。 アンパンマン、すごい人気である。小さい子供を連れた家族がたっくさんいた。僕は1歳の息子・ハルタを肩車。 可愛らしい女の子による鑑賞上のマナーのアナウンスの後、いよいよアンパンマンが登場した…

疲れたときは漫画を読もうの話など

1 退勤のため息の話 20時近くになり、そろそろ仕事を切り上げようと帰り支度を進め、自分のデスクの引き出しを開けると、そこにはグラビアアイドルのクリアファイルがあった。「ヤングジャンプ」かなんかの付録である。 どうせいつも通りT先輩のイタズラで…

カールたべたい

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血の涙を流した「竹取の翁」と、病気と向き合い始めた父の話

1 『竹取物語』の勉強を進める中、資料として高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を見返した。2013年の日本映画の中では個人的ベストである。 かぐや姫の物語 [DVD] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2014/12/03 メディア: DVD…

秋の夜長に『ホモ・デウス』

1 なんか最近眠れない。 深夜、NHKEテレの『ニッポンのジレンマ』という番組をぼんやり眺めていると、イスラエル人歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリのインタビュー映像が流れた。あ、『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』の筆者だ。 「新しいテクノロジー…

29歳の誕生日の話、ブログが1年続いた話、父親がうつになった話など

1 29歳の誕生日の話 怒涛の9月が始まった。 1人がこなす仕事量が多すぎる。すでに8割以上ブロックが積まれているテトリスをプレイしている気分であった。 積まれたブロックを消すか消さぬかのうちに次々とブロックは落ちてくる。計画性と集中力が必要とさ…

湯河原の足湯と祖母宅に行ってきた話

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」 1 神奈川県湯河原町にある足湯、「独歩の湯」に家族で行ってきた。 www.yugawara.or.jp 本当は足だけでなく体全体、温泉に浸かりたい気分ではあったが、まだ排泄をコントロールできない1歳半の息子・ハルタを普…

平成の日本映画私的ベスト100[前編]

とりあえず、平成元年(1989年)から平成15年(2003年)までに公開された日本映画の中から50本選出してみました。 『その男、凶暴につき』 その男、凶暴につき [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル 発売日: 2007/10/26 メディア: DVD 購…

カオスと闘争する息子、退屈な自分から逃走する父の話ー『構造と力』を読んで

1 先週の日曜日、前の職場の先輩ファミリー宅にゴロネファミリーは招かれた。 先輩宅にはここ何年か続けて夏に伺っているのであるが、相変わらず立派なお宅である。アパート暮らしの僕は、広い一軒家に憧れを持ってしまった。 招かれたのは僕たちファミリー…

学生の頃に描いた『となりのトトロ』の名場面

『魔法少女まどか☆マギカ』の話―僕の女神、まどかについて

1 今更ながら『魔法少女まどか☆マギカ』を見た。 まどか、まじでかわいい。 こんなに一人の女性に惚れ込んだのは、妻以来である(おい)。まどかが悩んだり、傷ついたりする様子を見ると、僕は自分のことのように心が痛んだ。恋している。 僕はこれまで魔法…

夏の思い出の話

飼ってたクワガタのための昆虫ゼリーの減りがやけに早いと思ったら、祖母が昆虫用と知らずに食べてた。 フジコン 昆虫ゼリーフルーツと黒糖ダブル 50P 出版社/メーカー: フジコン メディア: その他 この商品を含むブログを見る

僕が好きな、北原白秋の詩と谷崎潤一郎の事件の話

1 小田原文学館にふらりと出かけた。 小田原文学館の建物は元々、土佐藩の郷士で、幕末に陸援隊に参加し、明治維新後は、警視総監・宮内大臣などを歴任した伯爵・田中光顕の別邸として建てられたものである。 上の写真が本館である。スペイン風建築。素敵で…

食欲と反省を強烈に掻き立てる小説、『BUTTER』の話

1 夏の初めは暑さで食欲が減退していたのだが、最近食欲が復活し、明らかに食べ過ぎている。 先日、健康診断に行ったとき、体重計に乗ったところで「太りましたね」と看護師さんに半笑いされた。しかしながら、そんな半笑いを意にも介さず、健康診断を終え…

息子への料理と金髪の友人の話

1○ 妻が第二子を妊娠した。 つわりの妻に代わって、1歳の息子・ハルタの離乳食づくりを請け負うこととなり、家にあった『離乳食新百科』を開いた。 最新月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科―5カ月~1才6カ月ごろまでこれ1冊でOK! (ベネッセ・ムック たま…

食事の苦痛と息子の銘菓と芥川龍之介の『芋粥』の話

1 そういえば、子供の頃、食事の時間が苦痛であった。 食べ物の好き嫌いも多く、何より決まった時間に3食を胃に詰め込めなければならないとうのが嫌だった。(日に3食、それなりに健康的な食事を摂れることのありがたみをまだ知らない子どもであったので許…

『NARUTO』の話ー諦めの悪い忍者、うずまきナルトについて

NARUTO -ナルト- 1 (ジャンプ・コミックス) 作者: 岸本斉史 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2000/03/01 メディア: コミック 購入: 3人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (84件) を見る 1 漫画『NARUTO』を全巻読んだ。 中高生の頃に熱心に読んでいたの…

『ハン・ソロ/スターウォーズストーリー』の話ー激しい眠気の中で

1 先日購入した『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』にどハマりし、子供を寝かしつけると、広大なハイラルに旅立つ毎日である。目の下のクマは濃くなり、現実と空想の世界の違いが曖昧になり、ブログを書く意欲もぱたりと失った。眠い。 『ゼルダ』をプレ…

2018年上半期に読んだ、心に残る20冊

『故郷』(魯迅) 故郷 作者: 魯迅 発売日: 2012/10/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『故郷』 は、作者の魯迅自身をモデルとした「私」が、20年ぶりに帰郷するところから始まる。「私」は、時代のうねりの中で貧困に苦しむ故郷の人々の暗…

海外映画につけられたひどい邦題に対する批判に対する批判

海外映画につけられたひどい邦題をまとめたネット記事を目にすることがあるけど、そこにはよく「最近の邦題つけてる奴って本当にセンスがない」というコメントがついている。僕はそのコメントに違和感を抱く。海外映画の邦題をつける配給会社は、どうやった…

『大日本サムライガール』と銀だこと意外な組み合わせの話

1 自分は何をしているときが幸せか? ということをじっくり5秒ほどかけて考えてみた。 3つある。 1つ目は、息子と遊んでいるとき。2つ目は、読書をしているときである。 そして、3つ目は……、納豆を食べているとき! 白米とおかずに納豆が1パックあれ…