ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

僕とポケモン史。ー『ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン』発売に寄せて

ポケットモンスター』ゲームシリーズとの思い出

 

僕が初めてプレイした『ポケモン』ゲームは、初代シリーズの『青』版であった。コロコロコミックの紙面上で限定発売されたバージョンである。

 

あれは小学校低学年の頃だったかなあ。お友達の小学生の間では『赤』『緑』の面白さが以前から話題になっていたので、僕はワクワクしながら愛用のポケットゲームボーイで『青』のプレイを開始したのを覚えている。

 

しかし、RPGをこれまでプレイしたことのなかった僕は、レポート(セーブ)の機能の存在を知らず、最初の内、電源を切るたびに、何度も主人公の名前を決めさせられたし、何度も最初のポケモンを選ばされた。

 

やがてポケモンゲームの楽しみ方を理解した僕は、その世界観の虜となった。

 

それまで、隣近所の友達との遊びといえば、ドブでザリガニを捕まえたり、猫にセミを食べさせたり、ミニ四駆を細い車道で走らせたり(一度車にひかれそうになった)することであったが、ポケモンの登場により遊びは一変した。

 

ゲームボーイと通信ケーブルを携え外に出て、たとえ火の中水の中草の中森の中土の中雲の中あの子のスカートの中(きゃー!)、ポケモン交換とポケモンバトルに友達と明け暮れた。

 

初代シリーズはバグが多く、裏技を見つけて友達とそれを共有するのも楽しみの一つであった。

 

よく覚えているのは、ポケモンをコピーする裏技である。

 

ポケモン交換中に、タイミングよく通信ケーブルを抜くことで、交換中の一方のポケモンが消滅し、一方のポケモンが二匹になる。つまり、コピーのポケモンが出来上がるのである。

 

ある日、僕の年子の弟が、「兄ちゃんのリザードンが欲しい」と言った。優しい兄の僕は、自慢のリザードン(レベル100)を裏技のコピーをして、弟にあげることに決めた。

 

弟は交換用に、ドードー(レベル30くらい)を用意した。コピーの材料として消滅する運命の可哀想なドードー。僕と弟は、通信ケーブルを使ってリザ―ドンとドードーの交換を始めた。

 

さようなら、ドードー。僕はドードーの冥福を祈りながら、交換中に通信ケーブルを抜いた。

 

……その結果、リザードンが消滅し、ドードーが二匹になってしまった。あれはめっちゃショックだった。

 

 

その後のゲームシリーズも遊び続けた。個人的最高傑作である第二世代『金/銀』、中学のクラスメートに借りパクされたままの第三世代『ルビー/サファイア』、初代のポケモンの新たな進化が増えて興奮した第四世代『ダイヤモンド/パール』、大学の講義中に熱心にプレイした第五世代『ブラック/ホワイト』、フリーター時代に社会人の弟に買ってもらった第六世代『X/Y』、妻と協力してポケモン集めをした第七世代『サン/ムーン』。

 

僕の人生は、常に『ポケモン』とともにあったと言っても過言ではない。いや、やっぱり過言です。

 

 

メディアミックスした『ポケモン』との思い出

 

アニメ『ポケットモンスター』の放送初期、当時の小学生の男の子たちの間で、このアニメは爆発的人気となった(女の子の間でも人気だったかも)。アニメの放送のあった次の日は、学校で『ポケモン』アニメの話題で持ちきりであった。だから、いわゆる「ポリゴンショック」で、アニメが一旦休止したのは大事件であった。

 

めざせポケモンマスター!』を始め、アニメは素敵な主題歌が多い。いまだにカラオケで歌う。(ちなみに僕は、劇場版の『水の都の護神 ラティアスラティオス』で使われていた『ひとりぼっちじゃない』という歌がもっとも好き)

 

ミリオンセラーの『めざせポケモンマスター!』のCDに収録されている『ポケモン言えるかな?』も流行った。『ポケモン言えるかな?』は初代のポケモンをラップ調で挙げていく歌である。

 

周りの友達はこれを歌い、すべてのポケモンを言えることに得意になっていたが、そんな彼らに対し僕は冷ややかであった。僕はこの歌の発表以前から、ポケモン図鑑を丸暗記していて、図鑑ナンバー順にポケモンの名前を言えたのだ。(こういうところに頭を使わなければ、もう少し早く九九のかけ算をマスターしていたと思う)

 

なーにが「ポケモン言えるかな?」だよ。

 

言えるわっ!!

 

 

ポケモン』の漫画も結構読んだ。

 

正統派はやっぱり『ポケットモンスタースペシャル』。

 

ポケットモンスターSPECIAL (1) (てんとう虫コミックススペシャル)

ポケットモンスターSPECIAL (1) (てんとう虫コミックススペシャル)

 

 

たまにシリーズを超えて、新旧のキャラクターが絡むことがあるのが燃える。

 

でも、やっぱり最も熱心に読んだのは、コロコロコミックのギャグ漫画『ポケットモンスター』かな。

 

ポケットモンスター (1) (てんとう虫コミックス)

ポケットモンスター (1) (てんとう虫コミックス)

 

 

下品で大食いの、全然かわいくないピッピを中心としたドタバタ劇。少年の僕は、この漫画と『スーパーマリオくん』で下ネタを学んだ。作者がポケモンをよく知らないまま連載を始めた感があり、旅の初めの森で、ミュウツーらしきポケモンがしれっと登場する。

 

同じコロコロコミックで連載していた『ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ』という漫画もよく覚えている。

 

 

絵も上手だし、ストーリーも面白かったのに、なぜか、伏線を回収できないまま短期で連載が終了してしまった。 

 

 

ポケモン好きな妻との出会い

 

妻は僕以上にポケモン好きである。付き合う前に最初に仲良くなったのも、ポケモンの話題で盛り上がったのがきっかけであった気がする。

 

ポケモン』のゲームに関して、僕はストーリーやポケモン集めを楽しむことが好きなのだが、妻はどちらかと言えばポケモンを強くすることが好きである。したがって、ポケモンバトルでは一度も妻に勝ったことはない。

 

 

自分たちの結婚式の前に、披露宴の飾り付けとして、ポケモンセンターピカチュウのぬいぐるみを二体(♂と♀)買った。

 

妻は手芸用品屋で布地を買い、仕事で時間のない中、ピカチュウの服を一生懸命に作ってくれた。

 

できあがったのが、こんな感じ。

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「なんでおれのピカチュウ、下半身すっぽんぽんなんだよ!!」と僕は心の中で突っ込みを入れた。

 

妻は最近、編み物を始めた。息子用にポケモンがデザインされたセーターを編んでくれないかなあ。

 

 

先日、新作『ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン』が発売した。前作、『サン/ムーン』の続編なのかと思っていたが、情報を集めてみると、マイナーチェンジ版であり、基本は前作のストーリーを踏襲しつつ、これまでのシリーズの伝説のポケモンが捕獲できたりと、随所にパワーアップが施されているらしい。

 

ふーん、前作のパワーアップ版か。……じゃあ、前作を買った意味は?となる。

 

あくどい商法だなあ。僕は憤った。

 

 

ということで、新作を買いました。息子が寝静まると、妻と旅に出ています。めざせポケモンマスター