ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

『ハン・ソロ/スターウォーズストーリー』の話ー激しい眠気の中で

 

先日購入した『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』にどハマりし、子供を寝かしつけると、広大なハイラルに旅立つ毎日である。目の下のクマは濃くなり、現実と空想の世界の違いが曖昧になり、ブログを書く意欲もぱたりと失った。眠い。

 

ゼルダ』をプレー中のとある深夜、知人からのLINE。

 

「『ハン・ソロ』見ましたか?」

 

……そうだ! 「スターウォーズ」のスピンオフ作品『ハン・ソロ』がすでに公開しているじゃないか! 自分としたことが!

 

僕はゲームの電源を切り、布団に勢いよく潜り込んだ。ハイラルの旅は終わった! 明日は宇宙の旅だ!

 

翌日、猛烈なスピードで仕事を片付け、映画館に踏み込み、ポップコーンとペプシコーラとブランケットを装備してスクリーンへ。客は自分を含め、3人! 少なっ!

 

 

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2(ここからネタバレします。

 

エピソード4に似ていると思った。

 

似ている点は、連続するアクション、単純明快なストーリーなどである。若きソロと若きルークも類似している。

 

主人公たちに次々とピンチが訪れるジェットコースター感が良かった。手に汗握る場面が何度もあった。ケッセル・ランを12パーセクで飛ぶときのドキドキ感といったら!

 

あとは、シリーズを重ねるごとに増していく、何が善か悪かを考える小難しさがなく、眠気で頭にもやがかかっている自分にとってはぴったりの映画であった。

 

若き日のハン・ソロは、孤独であり、自分の故郷を抜け出し、いつか宇宙を自由に飛び回りたいと願っている。ソロは、世界をどうしたいかではなく、自分がどうありたいかということを常に考え、もがき、戦う。それは、エピソード4のときの若きルークの姿に重なる。(ルークの方がお坊ちゃん感が強いけど)

 

ソロやソロと手を組む仲間たちが、宇宙の平和とかそういう大義のためではなく、あくまでも自己中心的な目的や夢のために最後まで戦い続ける姿が、見ていてすごく気持ち良かったのである。

 

 

3

 

ソロの仲間たちも皆魅力的である。ウーキー族のチューバッカ、ソロの幼馴染で謎多き美女キーラ、強盗グループのリーダーのベケット、ギャンブラーで運び屋のランド、女性型ドロイドのL3ー37など、クセが強いキャラばかり。

 

ソロとチューバッカの関係以外は信頼関係で結ばれていくわけではなく、仕事のために手を組んでいるだけである。ベケットとソロは言わば師弟関係であるが、ソロはベケットのことを尊敬こそしているものの、信頼はしていない。オビワンとルークのような温かい師弟関係とは違った、ドライさのある師弟関係が『ハン・ソロ』らしさを醸し出しており、そこもこの映画を評価したいポイントである。

 

キーラはとても怪しさのある女性で、観客はこいつは絶対裏切るだろうと確信している。生き残るための勘が鋭いソロであれば、ベケットに忠告されなくとも、このキークの危うさに気づいているはずであろう。

 

しかしソロのすごさは、危うさを感じたとしても、自分の惚れた女性には猛烈にアタックし、死んでも守ろうとするところだ。この清々しい女たらしぶりが、ソロの最大のかっこよさである。

 

ソロの息子であるベンは、明らかにその女たらしの血を引いている。師であるルークや、父であるソロの言葉に耳を傾けなかったベンが、レイの言葉に心動かされたのは、レイが「女性」であったからであると僕は勝手に断定した。

 

 

 

最後にダース・モールが出てきたシーンは、蛇足である。

 

しかし、蛇足なんだけど、ダース・モールの登場はちょっと嬉しかった。エピソード7以降の新作が、エピソード1〜3とのつながりがあまり感じられなかったので、1〜3世代の僕は寂しく思っていたからである(『ローグ・ワン』にベイル・オーガナが出てたけど)。

 

終始、目が醒める面白さのあったこの映画であるが、不満な点が一点だけあった。

 

それは、、、

 

僕が大好きなジャバ・ザ・ハット様が出てこなかったことである! 絶対出てくると思ってたのに! ジャバ様〜!!

 

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