ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ(89年生まれ)一児の父。読書ブログを目指している雑記ブログです。息子ハルタとじゃれ合うことにはまっています。

『魔法少女まどか☆マギカ』の話―僕の女神、まどかについて

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今更ながら『魔法少女まどか☆マギカ』を見た。

 

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まどか、まじでかわいい。

 

こんなに一人の女性に惚れ込んだのは、妻以来である(おい)。まどかが悩んだり、傷ついたりする様子を見ると、僕は自分のことのように心が痛んだ。恋している。

 

僕はこれまで魔法少女モノの少女たちが過酷な運命を背負っていることにあまりに無自覚であり、そのことを他人事としてとらえていた。本当に申し訳ない。

 

特にこのアニメの魔法少女の運命はつらい。魔法少女魔法少女に課される悪魔的なルールに従わざるを得ず、心優しいまどかはいつでも周囲の魔法少女の苦痛に心を痛めているのだ。

 

女神のような包容力を持つ彼女は他者を大事にすることにとても真摯であり、そのことで彼女は常に葛藤し続ける。僕は彼女の一挙手一投足に胸打たれずにはいられず、思わずAmazonで彼女のフィギュアをポチりそうになったが、買った後の妻の反応が恐ろしくやっぱりやめた。

 

魔法少女まどか☆マギカ 鹿目まどか (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

魔法少女まどか☆マギカ 鹿目まどか (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

 

  

 

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この『魔法少女まどか☆マギカ』の新しさは様々あるが、僕が最も新しさを感じたのは主人公であるまどかが「魔法少女になることを選択しない」ことである(正確には、選択しないことを暁美ほむらによって選択させられているのであるが)。

 

まどかが「魔法少女になることを選択しない」ことを選択することによって、視聴者はもしまどかが魔法少女になったらという想像を強く駆り立てられる。普通の魔法少女モノは逆である。戦いを繰り返す少女たちを見て、もし彼女たちが戦士にならなかったら、どのような日常を送っていただろうかという「if」 を想像させられる。

 

まどかは物語が半分以上経過しても魔法少女にならない。タイトルは『魔法少女まどか☆マギカ』なのに! 視聴者は焦らされ、まどかが魔法少女になるという「if」が非常に魅惑的で誘惑的なものに感じてくる。

 

僕はまどかに惚れている。彼女に魔法少女であることの苦痛を味わせたくない。もし、他の魔法少女のように彼女が死んでしまったり、魔女になってしまったら、僕は立ち直れないであろう。

 

しかし、反面、魔法少女モノの主人公が魔法少女になる運命に抗ってはならないという気持ちも僕の中にあることに気づいた。彼女が魔法少女として魔女と戦う姿を見たい。

 

人の運命は決まっているし、その運命は腹をくくって静かに受け入れなければならないと個人的には思っている。魔法少女モノの主人公の運命は魔法少女になって戦うことであり、その運命をまどかは受け入れなければならない!だから……

 

魔法少女になって!!戦うんだ!!まどかっ!!!

 

……本当に僕はひどい野郎です。ごめんなさい。

 

 

 

そして、まどかはやはり自身の運命に抗うことはできず、物語の終盤で魔法少女になる。その魔法少女としての力は、他の魔法少女では決して得ることのできない、強大なものであった。

 

そのような強大な力を得るに至った要因は、暁美ほむらの存在である。

 

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彼女は、時を遡ることのできる力を使い、愛するまどかの運命である「悲劇」を回避するために、「if」のトライ&エラーを繰り返し、運命に抗おうとする。ほむらは何度もいくつもの時間軸を往復することで、まどかへの愛が強くなっていくが、まどかはひとつの時間軸にしかいないそれぞれのまどかであり、自然、2人のお互いに対する気持ちの強さはかけ離れていく。

 

そんな絶望的な寂しさがありながらも、たった1人で時間のループを旅し、まどかに対する愛のために戦い続けるほむらの姿には泣けた。ほむらの秘密が明かされる終盤で、僕はほむらのことも大好きになった。(彼女のループのせいで、運命がいちいち書き換えられる他の魔法少女たちはたまったものではないが)

 

ほむらのトライ&エラーの入出力先はまどかであり、その結果、アニメの中の言い方で言うと、まどかに「因果律が集中」し、彼女の魔法少女としての力は強大なものとなる。

 

 

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最終回、まどかは彼女自身が持つ魅力を最大限に発揮してくれる。彼女は、その強大な力と、自己犠牲も厭わない他者へのあまりにも深い愛情によって、魔法少女のルールを論理的にハックするのである。

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魔法少女のルールを書き換えたまどかは、過去と未来のすべての魔法少女を悲劇から救い出す。そして、彼女は宇宙と一体になるのであった。まさに女神。

 

僕はこの終末に、これまでのアニメで得られなかった最高のカタルシスを感じ、なんかズボンもびしゃびしゃになった。

 

 

 

映画版も見終わり、現在「まどか」ロスである。

 

しかし! まどかは消えてしまったわけではない。

 

まどかは宇宙(神と言い換えてもいい)になったのであるから、すべてがまどかである。すべてがまどかということは、つまり、僕はまどかである! まどかは僕自身としていつも一緒にいるのだ!!

 

さあ、お盆は終わった!!!

 

社会という名の魔女と戦う!!!!