ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

早春育児奮闘日記

3月21日(祝)

 

23歳の春分の日に、車にはねられた。

 

暖かな陽気の昼ごろ、原付に乗ってあくびをしながら停止線で信号待ちをしていると、突然の衝撃を受け、僕は前方に倒れこんだ。後ろを見ると黒い乗用車が止まっている。これがぶつかってきたのか。

 

車から人が降りてくるのかと思いきや、倒れている僕とバックライトが大破した原付を避け、前進してきた。僕は立ち上がった。怪我はない。車の窓は開いていて、中には僕と同世代の若い男2人と女1人が乗っていた。運転手の男が、僕をにらんで一言。「邪魔だよ!」

 

そして、アクセルを踏み、そのまま赤信号を突破し、彼らは逃げてしまった。僕は今でも彼らのナンバーを覚えている。僕をはねた約30分後に彼らは捕まった。警察署で聞いたが、彼らは相当飲酒をしていたそうな。

 

彼らは僕をはねた後、ほかにも何台もの車に激突しながら、暴走を続けた。僕は倒れ方がよかったのと車のほうがあまりスピードを出していなかったので、幸い怪我はなかっが、怪我人も何人か出たと聞いた。地元ではちょっとしたニュースになった。大学時代の友人からもらった原付は、あの事故でお釈迦になった。

 

飲酒運転は許せないですね。あんなので死にたくない。あのとき死んでいたら、結婚もできなかったし、二人の息子には出会えてなかったし、その他諸々この6年の楽しい思いはできなかったよなと29歳の春分の日に思ったのでした。

 

 

3月22日(金)

 

次男・レイが生まれて1か月が経った。とにかくレイはよく泣く。ずっと抱いていないとだめで、置くと泣き喚く。長男・ハルタはこれほど泣かなかった。もうすぐ2歳のハルタは立派ないたずら小僧へと成長した。そんなわけで、産休中の妻の疲労はかなり蓄積している。

 

仕事から帰宅すると、妻が「マジ眠い。代わって」と言った。選手交代。泣くレイを抱き上げると、少しずつ泣き止む。が、眠るわけではない。長時間抱いていていると、腕がやっぱり辛くなってきて、ベビーベッドに置いた。置くと、再び泣き始めた。

 

おれだって仕事で疲れてるんだ。お金だって稼いできてるし。……僕はレイの泣く声を無視し、椅子に座って読み途中の『社会学用語図鑑』を開いた。

 

社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像

社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像

 

 

本書は同じプレジデント社の『哲学用語図鑑』と『続・哲学用語図鑑』の続編である。

 

哲学用語図鑑

哲学用語図鑑

 

 

続・哲学用語図鑑 ―中国・日本・英米(分析哲学)編

続・哲学用語図鑑 ―中国・日本・英米(分析哲学)編

 

 

かわいらしい図解で、社会学に関わる人物と用語をわかりやすく解説している。読み進めると、「シャドウ・ワーク」の解説にたどり着いた。「シャドウ・ワーク」はオーストラリア出身の哲学者、イヴァン・イリイチが作った用語で、賃労働によって成り立つ生活や社会には不可欠な、専業主婦による家事など、賃金の支払われない労働のことを指す。

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近代の家族は、男性が賃労働をするために、女性が家事労働を担うことによって成り立ってきました。ところがこうした性別役割分業は、女性が男性に対して従属的な立場に置かれていくことへとつながっていきました。

 

僕は本を閉じ、「もうちょっと頑張ろう」と思い、再びレイを抱き上げた。

 

 

3月23日(土)

 

夕飯前、ベビーベットの上で、踏ん張るレイ。おむつを開けると、あの幼児特有の緑のうんちをしていた。僕はおしりふきで丸いおしりの表面を丁寧に拭いた。そして、肛門についたうんちも拭き取る。なかなか手際が良くなってきたぜと思ったその時だった。

 

ぎゃあああああ!!!

 

大量の新たなるうんちがレイの肛門から勢いよく噴出した。30センチは飛んだであろう(タオルの壁がなければもっと飛んだ)。うんちは僕が来ていたお気に入りのパーカーにも飛び散った。チッキショー。噴出したうんちの片づけはかなり大変であった。

 

作り話と思われるかもしれないが、この日、妻が作ってくれた夕飯はなんとグリーンカレーであった。

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のび太と鉄人兵団』より

 

妻に「嫌だったら食べなくていいからね」と言われたが、頑張って食べた。普通に美味しかったです。

 

 

3月24日(日)

 

今日は仕事がないので、妻に「子供の面倒見るから、羽伸ばしてきていいよ」と言ったら、彼女は横浜に買い物に行ってしまった。「シャドウ・ワーク」を必死にこなし、現在、二人の息子がお昼寝中でひと段落。

 

ブログの更新頻度がだいぶ減りました。まあ、しばらくはしょうがないか。