あ〜そこは亀有〜♪ あ〜きっと亀有〜♪ の写真
浅草観光の帰りの車で、僕は運転しながら、浅草には両津勘吉の実家の佃煮屋があるんだという話をきっかけとして、妻に『こちら葛飾区亀有公園前』の魅力を熱く語った。妻は小学2年生まで亀有に実際暮らしていたのだそうだが、『こち亀』のことを知ってはいても、さほど興味はない。僕は「『こち亀』を読まないなんて勿体ない! 読んで! あの回のあの場面がめちゃくちゃ笑えて……」と帰り道の2時間ほどをほぼ一方的に憑かれたように喋りまくった。僕の「こち亀」への熱意に押し負けたのか、妻は第1巻から渋々読み始めた(全200巻読み終えるのにどのくらいかかるでしょうか)。
妻が幼少期に過ごした場所であり、「こち亀」の聖地である亀有を、今度の週末に家族で散策しようという話になり、実際に行ってきました。そのときに撮った「こち亀」キャラクターの像の写真を貼り貼りします。
亀有の和菓子店の老舗、「伊勢屋」で両さんどら焼きを買いました。
食事は食堂「ときわ」でいただきました。美味しかった。
『こち亀』に特にハマっていたのは高校生の頃。部室に『こち亀』が置いてあり、部活前にゲラゲラ笑いながら読んでいたのを覚えている。自分でも、お小遣いを節約して、全巻収集したのが良い思い出。一度、『こち亀』の作者である秋本治先生を秋葉原でお見かけして、感動と緊張でフリーズしてしまったことがあるなあ。
「特に面白い回は?」と聞かれると、面白い回は数え切れないほどあるので困るのだが、あえて一つあげるとすれば、両津勘吉の粗暴さがよく出ている第77巻の「本日より『食いだおれ』店勤務に処す!の巻」。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 77 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 秋本治
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/12/04
- メディア: Kindle版
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両津勘吉は葛飾署の隣に出来た食堂に、署の命令で勤務することになる。署に出前を届けに行った両津は、バイト姿をバカにしてきた署員に回し蹴りを食らわし気絶させる、横柄な態度を取った署員にラーメンをかける、出前をフリスビーのように投げるなど、もうめちゃくちゃである。さらに、取調室にカツ丼を届けに行った両津……。
取り調べを受けている男は、「こんなまずそうなカツ丼が食えるか!」とカツ丼をひっくり返す。それにキレた両津は、刑事に向かって「君はまだ新人だね! 調べ方がいかんな! それじゃあ」「君は言葉が多すぎる 私が手本を見せよう」と言って……
バギィ、ドガッ
1回だけでなく、立ち上がらせて、2回男を殴りつけるのである。震え上がる男。『その男、凶暴につき』の吾妻刑事ばりの危険人物っぷりである。この後も、出前の両さんは署内で数々の悪事を働きます。
『こち亀』の連載が終了してから、ジャンプも買わなくなっちゃったなあ。……みなさんが好きな『こち亀』のお話はどの回でしょうか?