ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

10歳までに見せたい映画100本と『監督 小津安二郎』と寂しかった大学時代の話

これから映画を毎日見ようと決めたのは、コンビニでのバイトの最中であった。

 

あれは19歳くらいの頃かな。バイトは夕方勤務であったが、客足は少なく、あまりに退屈だったので、頭に浮かんだとりとめのないことをレシートの裏に書き連ねるという遊びをしていた。

 

大学に入学したてのその頃、新しい趣味を模索していた。いろいろと考えた末、「映画」とレシートの裏に書いた。それから大学を卒業するまで、ほぼ毎日、劇場かDVD(たまにVHSやLP)で映画を見ていた。

 

結婚してから、まったく映画を鑑賞できていない。息子がもう少し大きくなったら、一緒に観たいなあ。

 

そこで、10歳までに息子に見せたい映画をリストアップしてみようと思い立った(暇人)

 

 

10歳までに見せたい映画100本

 

月世界旅行』(1902年)

『犬の生活』(1918年)

ハロルド・ロイド 要心無用』(1923年)

『突貫小僧』(1929年)

『街の灯』(1931年)

『大人の見る繪本 生まれたはみたけれど』(1932年)

キングコング』(1933年)

丹下左膳余話 百萬兩の壷』(1935年)

『白雪姫』(1937年)

赤ちゃん教育』(1938年)

オズの魔法使』(1939年)

『秀子の車掌さん』(1941年)

素晴らしき哉、人生!』(1946年)

トムとジェリー ピアノ・コンサート』(1946年)

ハムレット』(1948年)

『シンデレラ』(1950年)

ふしぎの国のアリス』(1951年)

『地上最大のショウ』(1953年)

ローマの休日』(1953年)

『シェ-ン』(1953年)

雨に唄えば』(1953年)

『ピーター・パン』(1953年)

二十四の瞳』(1954年)

ゴジラ』(1954年)

『汚れなき悪戯』(1955年)

『ファンタジア』(1955年)

お熱いのがお好き』(1959年)

『お早よう』(1959年)

『奇跡の人』(1962年)

ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』(1964年)

サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)

2001年宇宙の旅』(1968年)

チェブラーシカ』(1969年)

クリスマス・キャロル』(1970年)

スヌーピーの大冒険』(1973年)

『ロッキー』(1976年)

『二人のイーダ』(1976年)

スター・ウォーズ』(1977年)

リトル・ロマンス』(1979年)

ドラえもん のび太と恐竜』(1980年)

『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981年)

E.T.』(1982年)

『転校生』(1983年)

プロジェクトA』(1983年)

『ゴースト・バスターズ』(1984年)

『ポリス・アカデミー』(1984年)

ニュー・シネマ・パラダイス』(1984年)

風の谷のナウシカ』(1984年)

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)

バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)

グーニーズ』(1985年)

台風クラブ』(1985年)

天空の城ラピュタ』(1986年)

『友達のうちはどこ?』(1987年)

『ビッグ』(1988年)

となりのトトロ』(1988年)

火垂るの墓』(1988年)

魔女の宅急便』(1989年)

ホーム・アローン』(1991年)

『フック』(1991年)

アダムス・ファミリー』(1991年)

『アラジン』(1992年)

青春デンデケデケデケ』(1992年)

天使にラブソングを』(1993年)

ジュラシック・パーク』(1993年)

ミセス・ダウト』(1994年)

『ライオンキング』(1994年)

フォレスト・ガンプ/一期一会』(1995年)

ジュマンジ』(1995年)

『キャスパー』(1995年)

『ベイブ』(1995年)

『マスク』(1995年)

トイ・ストーリー』(1995年)

学校の怪談』(1995年)

耳をすませば』(1995年)

キリクと魔女』(1998年)

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1998年)

ONEPIECE』(2000年)

ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)

モンスターズ・インク』(2001年)

少林サッカー』(2001年)

ウォーターボーイズ』(2001年)

千と千尋の神隠し』(2001年)

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)

メトロポリス』(2001年)

スパイダーマン』(2002年)

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ  アッパレ!戦国大合戦』(2002年)

ファインディング・ニモ』(2003年)

ハウルの動く城』(2004年)

『レミーのおいしいレストラン』(2007年)

河童のクゥと夏休み』(2007年)

大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年)

崖の上のポニョ』(2008年)

カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)

サマーウォーズ』(2009年)

SUPER8』(2011年)

ヒューゴの不思議な発明』(2012年)

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(2012年)

テルマエ・ロマエ』(2012年)

かぐや姫の物語』(2013年)

 

 

映画に関する本で最も心に残っているのは、『監督 小津安二郎』である。

 

 

 

著者の蓮實重彦は言う。誰もが小津の作品を知っていながら、「誰も小津安二郎の作品など見ていない」と。

 

小津安二郎の映画のどの一篇をとってみても、それは小津的なものには決して似てはいないからである。にもかかわらず多くの者が小津の映画を小津的だと思うのは、瞳が画面を見ることを回避しているからにほかならない。

 

映画が映し出している情報を、いかに情報として素直に受け止めていなかったかということを、この本で思い知らされた。

 

大学時代は、一人でしこしこと映画鑑賞に熱中していて、友達がほとんどいなかった。最も会話をした相手は、大学の映像視聴室でソフトの貸し出しをしているおばちゃんだったかもしれない。

 

……寂しかったなあ。

 

やっぱり、息子には映画なんて見せるのはやめよう。アウトドアな趣味を持つように育てたいと思います。