天の橋立に行ってきました……の写真
日本三景の一つ、天の橋立に行ってきました。この記事は、その記録です。写真ばかりの記事になるかと思いますが、このブログは自身の備忘録でもありますので、悪しからず。
2年ぶりに京都駅に来ました。コロナウイルスの影響か、中国人観光客が少ない気がします。新幹線乗り場から31番ホーム(京都駅でかい!)まで歩き、特急はしだてに乗車。
2時間半ほど掛け、京都府を日本海に向けて縦断。終点の天の橋立に着きました。天の橋立のホームには、丹後鉄道あおまつ号が停まっていました。なんとなく可愛らしさのある電車です(帰りに乗車)。
天の橋立駅の近くで昼食。ぶり丼です。旨くないはずがありません。
腹ごしらえが済むと天の橋立へ。着いた途端に雨がパラパラと降ってきました。
天の橋立を歩いていると、与謝野寛・晶子夫妻の歌碑がありました。与謝野夫妻は幾度も天の橋立を吟行したそうです。
小雪はれ みどりとあけの虹ながる 与謝の細江の 朝のさざ波 寛
人おして 回旋橋のひらく時 くろ雲動く 天の橋立 晶子
雨が土砂降りになってきたので、引き返し、智恩寺へ。御神籤を引いたら、大吉でした。やったね。
大吉の効果か、雨が止みました。天の橋立を上から眺めたいので、モノレールに乗って、天橋立ビューランドに登りました。うむ、絶景かな。
「丹後国風土記逸文」に、イザナミノミコトが天に通うためにハシゴを作ったんだけど、イザナミノミコトがぐうぐうと寝ている間にそれが倒れ伏したという記事があり、これが「天の橋立」の名の起こりなんだと。宮城の松島、広島の宮島、そしてこの天の橋立を日本三景と最初に数えたのは、林羅山の息子、林春斎なんだそうな。
天橋立ビューランドには、股覗き台というのがあり、ここから股のぞきすると、龍が天に昇って行くように見えるんだって。
見えますか?
帰りに天の橋立駅の前で、歌碑を見つけました。天の橋立と言ったら、やはり小式部内侍のこの歌。
大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立
池澤直樹さん編集の日本文学全集にある『百人一首』では、詩人の小池昌代さんがこの歌をこう訳しています。
大江山の向こう
生野を越えて
さらに 行く道は
はるかに遠いところです
母の住む 天の橋立へは
足を踏みいれたこと ないし
文だって 受け取ってません
お土産の一つとして、カールを買いました。大好きだけど、関東に売ってないんだもん。
宮島は行ったことがあるので、これで日本三景の内、二つに行ったことになります。残す松島もいつか行ってみたいです。