ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

走りながら14歳の頃を思い出したりした話

 

20時頃、工業団地を走った。マスクは取った。体の調子はすこぶる良い。3日前にワクチンを接種した直後は、肩パンされたときのような懐かしい痛みがあったものの、それもすっかり引いた。

 

ランニングのお供にSpotifyフリッパーズギターを聴いた。恥ずかしながら東京オリンピックの開会式の騒動以前は小山田圭吾のことをほとんど知らず、彼のことを調べているうちにフリッパーズギターの曲にハマってしまった。ーアーティストに嫌悪感を持ちながらも、その曲は大好きという態度は許されるだろうか? 作家と作品は切り離して考えるべきだとはよく言われるけど、まあそんな簡単な問題ではない。ーとにかくランニングのテンションを持続させるのには最適である。途中スキップなんかもしちゃった。

 

工業団地の中央には小さな野球場があって、そこでおじさん草野球チームがナイトゲームをしていた。僕はフェンスを掴み、その試合をしばらく眺めた。おっ、いい当たり。レフトを守っているおじさんがこっちに気づき、僕を睨みつけた。いつもの癖でニヤニヤしていたのかもしれない。逃げるようにその場を離れた。ランニングをしている人は多かった。日中はあまりに暑すぎるからね。

 

工業団地を抜け、出身中学校の通学路を走った。志村くんがくれたハイロウズの曲をまとめたMDを聴きながら登下校した14歳の頃を思い出したりなんかした。紆余曲折あったが結局今も地元で暮らしてる。ここら辺の道は知り尽くしていて、走っていると思い出がぽろぽろとよみがえる。思い出されるのはクソみたいなそればかり。

 

東名高速道路の下のトンネルまで来た。狭くて暗い。スプレーで書かれたラクガキもひどい。ここで先輩に殴られた。腕を後ろに組まされた。あの先輩、シンナーを吸っていたからか、歯がボロボロだった。

 

もう帰ろう。家に向かって走っているとき、「今がいちばん楽しい」と思った。歳を重ねるほど、どんどん自由が感じられるようになってきたし、楽しめることが増えた。30代でこんなに楽しいってことは、40代、50代になったらどうなってしまうのかしら。わくわく。