ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

4月からの学校再開に向け準備をする教員夫婦の話

慌てふためく人類を余所目に見ながら、当然のごとく春はやってきた。 妻は4月から育休中が明けて仕事に復帰する。彼女は中学校の理科の教員である。「授業で使う教材を採集したい」というので、家族で近所の公園にお出かけした。 桜が咲き始めている。 公園…

「普通」は移ろいやすいの話ー『生命式』など読んで

1 4月から妻が仕事に復帰するため、3歳になる長男と1歳の次男が保育園に入園することになり、今週から慣らし保育が始まった。 今週の預ける時間は、1日1時間半だけなのであるが、初日からドキドキしちゃった。初日とあって、妻と自分の2人で子供の送…

中国文化への興味がにわかに高まり、『三国志』の勉強を始めた話

1 NHK出版新書の『幸福な監視国家・中国』を読んだ。本書では、監視国家として急発展中である中国の現状をコンパクトにわかりやすく解説している。 幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書) 作者:懐, 梶谷,康太, 高口 発売日: 2019/08/10 メディア: 新書 政府に…

『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで』を読んでー「統合失調症=創造の病」の時代の次に来るもの

先日、槇原敬之氏が覚醒剤所持で逮捕されたが、彼を擁護する意見を少なからず目にした。こういうアーティストとドラッグについて取り沙汰されるときに必ずある擁護の意見の一つは、「クレイジーさが創造的なものを生み出す源になる」といったものである。 そ…

中原中也の詩に泣いた話

1 新型コロナウイルスの影響で、仕事が恐ろしく暇になってしまった。商売上がったりである。 退屈なので、読書がビックリするほど進む。……あ、ブックリするほど進む。『中原中也詩集』を読んだ。詩なのでしっかり声に出して読んだ。 中原中也詩集 (新潮文庫)…