ゴロネ読書退屈日記

ゴロネ。読書ブログを目指している雑記ブログ。2人の息子とじゃれ合うことが趣味。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

カービィカフェに行ってきました!!の写真

夫婦ともに任天堂のゲームキャラクターが大好きで、その中でも「星のカービィ」は特にお気に入りです。東京スカイツリータウン・ソラマチにあるカービィカフェにいつか行きたいねと以前から夫婦で話していましたが、2歳と0歳6ヶ月の2人の息子を連れ、つ…

なんとなく、ビックリマンの話をしてみる。略して「なんクリ」。

▽ 今年の夏は絶好調だ。その理由はいくつか挙げられるけど、最大の理由は、長年苦しめられていた痔₁の症状が改善したことであると思ってる。 初めて痔になったのは高校2年のとき。私はパナソニック₂のMDウォークマン₃でバンプオブチキン₄などを聴きながら…

イリイチの思想ー『脱学校の社会』を読んで

1 社会思想家であるイヴァン・イリイチの『脱学校の社会』を読んだ。 脱学校の社会 (現代社会科学叢書) 作者: イヴァン・イリッチ,東洋,小澤周三 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1977/10/20 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 40回 この商品を含…

物語文学の発展と「もののあわれ」の話

1 夏になってから、角田光代訳の「源氏物語」を、原文と照らし合わせながら読み進めている。 源氏物語 上 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/09/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 学生のときに…

『破戒』の話ー「公」と「私」の葛藤から見えてくる「近代」について

1 「近代」とは、目覚めた「私」を押さえつける封建的な「公」との格闘の時代である。文学はこの時代をどのように見つめたのであろうか。島崎藤村の小説『破戒』を通して、「公」と「私」の葛藤から見えてくる「近代」について考えてみたい。 破戒 (新潮文…

三国町を散策した話など

gorone89.hatenablog.com 上の記事の続き。妻の実家がある福井県坂井市三国町に帰省しました。初日は近所の海女さんから安くいただいたサザエを大量に食べました。 妻の亡くなった祖母も海女さんだったそうです。妻は少女時代、祖母が獲ってきたサザエやウニ…

戦後74年目の夏、映画『東京裁判 4Kデジタルリマスター版』を見て

1 ドキュメンタリー映画『東京裁判 4Kデジタルリマスター版』が現在映画館で公開中なので、見に行った。 監督は小林正樹。『人間の條件』六部作(59~61年)、『切腹』(62年)、『怪談』(65)などの小林監督作品は見たことがあったが、この『東京裁判』は…

中国発SF小説『三体』が面白すぎる

1 近頃、夜になると、ベランダに出て空を見上げている。夏の夜空に輝く幾千の星。デネブ、アルタイル、ベガを結んで、夏の大三角形を作ってみる。 夜空を眺めていると様々な想像に駆られる。子供のころの僕は、映画の『未知との遭遇』、『E.T.』、『スター…

東尋坊に行った話など

暑中お見舞い申し上げます。 今年の夏は胸まで暑い、不思議な不思議な夏です。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか。茹だるような暑さが続きますね。毎年夏になると思い出すのが、村上春樹の処女作『風の歌を聴け』に登場するラジオのDJ、「犬の漫才師」の…

『華麗なる一族』と友人の結婚式とその夜の話

1 友人の結婚式が行われる会場がある六本木に、式開始の一時間前に着いてしまった。僕はコーヒーチェーン店に入り、アイスコーヒーと朝食を注文した。外は暑かった。スーツはしんどい。 先に来たアイスコーヒーをすすりながら、『華麗なる一族』の下巻を読…